インド政府の発表によると、2025年の生産はアッサムが6億8,776万kgで、国内生産の50.20%を占めました。西ベンガルは4億1,118万kg、30.01%です。南部のタミル・ナードゥは1億7,144万kg、ケーララは5,821万kgでした。[1]
数字だけを見ると、アッサムと西ベンガルの存在感が圧倒的です。ただ、店で使う紅茶を考えると、産地の大きさと使いやすさは別の話になります。濃いミルクティーに向くCTC、香りを立てたいストレート向けのオーソドックス、さらに緑茶や白茶。インドでは、飲まれ方と売られ方に合わせて、いくつもの茶の流れが並んでいます。
Tea Board Indiaが公表する週次オークション価格は、地域ごとの需給、季節の入荷、品質差、天候、国際競争の影響を受けます。2026年9月12日終了週の表では、北東部と南部の拠点で同じ週でも異なる平均値が掲載されています。[2] この数字は小売店頭価格そのものではありません。輸入費、為替、保管、加工、ブレンド、包装、配送が加われば、店が仕入れる価格は別の顔になります。
喫茶店やレストランの仕入れでは、茶葉1kgの値段だけでなく、抽出の安定性、ロス、提供時間まで見て決めます。朝のピークに同じ味を出せるか。ミルクを入れたときに香りが残るか。ポット提供で10分置いたあと、渋みが急に前へ出ないか。
インドは2024年度から2025年度にかけて、2億6,298万kgの茶を輸出し、輸出額は7,817.58億ルピー、米ドル換算で9億2,389万ドルでした。[1] しかし茶園は、植えてすぐに収穫できる作物ではありません。古い樹、気候のストレス、人手不足、資材費の上昇は、今年だけで終わる問題ではない。
レストランや喫茶店でインド紅茶を使うとき、最初に決めるべきは産地名ではなく、提供する一杯の姿です。ミルクティーならCTCを軸にし、ストレートなら抽出時間や料理との相性を決める。茶葉を選ぶ前に、メニューの料理、カップ容量、提供までの時間を書き出すと、仕入れの迷いが減ります。
Saratnaでは、産地と用途を切り離さず、ブレンドや着香を含めた紅茶の提案を続けています。ご家庭でゆっくり飲む茶葉を探している方も、店のメニュー用に安定した紅茶を組み立てたい方も、用途をお聞かせください。
参考資料
[1] Press Information Bureau, Government of India: https://www.pib.gov.in/PressNoteDetails.aspx?id=158446&NoteId=158446&ModuleId=3
[2] Tea Board India: https://www.teaboard.gov.in/WEEKLYPRICES/2026


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