スリランカ(旧セイロン)は世界有数の紅茶産地として知られ、「セイロンティー」の名で世界中に輸出されている。スリランカにおける紅茶の歴史と、主要5大産地の特徴について解説する。
目次
スリランカ紅茶の歴史
スリランカへの茶の導入は1867年、スコットランド人のジェームズ・テイラーがキャンディ近郊のルーラコンデラ農園で最初の茶の栽培を始めたことに遡る。当初はコーヒー農園が主流であったが、1870年代のコーヒー葉さび病により壊滅的な打撃を受け、代替作物として茶が急速に普及した。
1890年代には、トーマス・リプトンがスリランカに茶農園を購入し、「リプトン」ブランドで世界市場に紅茶を広めた。これがセイロンティーを世界的なブランドに押し上げる契機となった。
スリランカの主要産地と特徴
| 産地 | 標高 | 特徴 | 旬の時期 |
|---|---|---|---|
| ウバ(Uva) | 1,200〜1,800m | スッキリした渋み、メントール香、世界三大銘茶のひとつ | 7〜9月 |
| ディンブラ(Dimbula) | 1,100〜1,600m | バランスの良い風味、花のような香り | 1〜3月 |
| ヌワラエリヤ(Nuwara Eliya) | 1,800〜2,000m | 繊細で軽やか、緑茶に近い風味、「セイロンのシャンパン」 | 3〜4月 |
| キャンディ(Kandy) | 600〜1,200m | コクがあり飲みやすい、ミルクティーに最適 | 通年 |
| ルフナ(Ruhuna) | 低地 | 濃厚でコクがある、独特のスモーキーさ | 通年 |
世界三大銘茶のひとつ「ウバ」
ウバは、インドのダージリン、中国のキーマンと並ぶ「世界三大銘茶」のひとつである。標高1,200〜1,800mの高地で、7〜9月のクオリティシーズンに収穫されるウバは、独特のメントール香(ウバフレーバー)と爽やかな渋みが特徴である。
ウバフレーバーは、乾燥した南東モンスーンが吹く時期にのみ生じる気候条件の産物であり、世界中の紅茶愛好家から高く評価されている。
サラトナのスリランカ紅茶
サラトナでは、スリランカから直輸入した高品質な紅茶を取り扱っている。産地別の特徴を活かしたブレンドや、着香紅茶(フレーバードティー)の製造・販売を行っている。
スリランカ産紅茶のご購入はこちら
業務用・家庭用の高品質スリランカ紅茶は tea.cha.shop でご購入いただけます。
関連ハブ:紅茶の産地・科学ハブ

コメント